伊吹島と炒り子
瀬戸内海に浮かぶ小島「伊吹島」
船を降りると港には大漁旗
炒り子漁が盛んで、漁獲したカタクチイワシはそのまま海岸沿いの工場へ運搬して加工し、翌日から出荷します
同じ海のカタクチイワシでも、この島で揚がると値段が上がると言われるブランド炒り子
島は豊かで、細い坂道を歩くと家々の見事な塀や
屋根瓦
また、3年ごとに開催される瀬戸内国際芸術祭の会場のひとつで
島には今も、島民が作成した「大きな椅子」などのアート作品があります
瀬戸内国際芸術祭の作品は「アート的価値」と「民俗学的資料」に分類できます
直島や小豆島など比較的大きな島はアート作品
粟島や伊吹島など小さな島は民俗学的な資料です
「出部屋」もそう
家でお産を終えた女性達が産後に共同生活をした「出部屋」の跡地に看板が立っているだけ
「旅する蝶」の来る島としても有名です
体長10cm、移動距離2,000㎞ほどの「アサギマダラ」が秋に島へ来るので、フジバカマを植える活動をしています
島あるある、でいたるところに猫…
港の上には、この島を訪れた金田一春彦の歌碑がたっています
平安時代の京都のアクセントが残っているからだそう
「緑濃き豊かな島や かかる地を故郷にもたば幸せならん」
ほんとうにその通り
なぜこんな話になったのかと言うと、甘酢漬けを作るために、イオンで伊吹島産の炒り子を買ったのです